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 とっても素晴らしい条件を提示していた男性にメールをして、返信を受け取ることに成功したのです。
相手からメールが返ってきたときは、本当に嬉しくなってしまいました。
順調にやりとりを続けることもできて、彼の方から前向きな返事をもらうこともできたのです。
「愛人契約をするためにも、面接をしなければならないから時間を作ってくれるか?」
ここまで発展したのだから、高い確率で契約に成功して高額報酬を受け取るという気持ちになっていました。
時間を調節して、その男性とあうことになっていきました。
これで私の人生が大きく変わるかもしれない、そんな期待感が急速に膨らんでいったのです。
待ち合わせをしてそこから、昔ながらの喫茶店に連れて行かれたんです。
コーヒーを注文して、彼と話をすることになりました。
「見た目も問題ないし、自分としては前向きに考えているけれど、君はどお?」
「はい、私も前向きな考えを持っています」
「契約金を君に振り込むために、銀行のキャッシュカードを預けて欲しいんだ」
「キャッシュカードですか?」
なぜお金を振り込むのに、キャッシュカードを預けなければならないのか?
これはとっても不思議だったのです。
さらに彼は続けて言いました。

「それと暗証番号も教えて欲しい」
キャッシュカードと暗証番号を教える、これってかなりおかしな話なので、途端に相手が怪しいと感じるようになってしまったのです。
「何でキャッシュカードを預ける必要があるんですか?」
彼に質問してみました。
「ただ単に口座番号を確認する必要があるからだよ」
「それだったら、ここで口座番号を控えればいいんじゃないんですか?」
私がこう言った瞬間でした。
「こちらをそんなに信用することができないのだったら、契約なんかしないからな」
突然、語気を強めて言い放って不機嫌になったのです。